最近よくあるミスの傾向

 数年前までは、相当な「うっかりさん」しかしなかったミスをする子が大幅に増えているのでそれをお知らせしておきたいと思います。

 問題を解く上でのミスというより、転記によるミスです。

 具体的に書くと

2⃣(1)~~~ という問題に取り組んでいるとします。

 ところが、その下の(2)の数値を拾って、解いてしまう という状況です。

 テストであれば、答えが合うはずがありません。

 家庭学習時であっても、答え合わせをして合わず、どこで間違っているのか

 解いた跡で探そうとしても見つからないので、時間的非効率が起きます。

 「そんな子いるの?」

 という声も聞こえてきそうですが、急増中です。

 特に中高生で増えています。

 数年前まではそんなミスをしなかった子が、この失敗をし始めています。

 原因としては、デジタル端末を用いた授業やテストが増えて、

 紙媒体での問題演習機会が減少していることが起因と考えています。

 毎年小学校6年生、中学3年生を対象に学校で行われている、全国学力テストも

 来年度からはデジタル端末での実施に移行されます。

 入試もいずれそういった形に移行していくと思いますが、

 入試問題の構成上、もう少し先の話でしょう。

 まだまだ紙媒体でのテスト、演習は続きます。

 今の子どもたちは、紙媒体からデジタル端末への移行の過渡期世代だと考えます。

 紙媒体とデジタル端末の混在状況の中、時間的非効率にならない学習への

 取り組みをしてもらいたいと思います

 実際にこのミスが多い子の改善策としては、とてもシンプルです。

 「自分は転記ミスを起こしやすい」という自覚を持つことです。

 その自覚をもって取り組めば、注意深くなり、転記するときに気をつけます。

 自覚なければ繰り返します。

 そんなミスをしていて、大丈夫なのかと心配される方もいらっしゃるかと思いますが、時代の過渡期にある子どもたちの行動なので、ある程度仕方ないことと受け止めるしかないと思います。

 大事なのは、その他のケアレスミス同様に、自覚をもって取り組むことです。

 他のケアレスミス解消法は、以前のコラム「計算ミスを減らす手立て」をご覧いただければ参考になるかもしれません。

 ミスは子どもに限ったことではなく、大人でもするものです。

 減らすための意識と自覚が大事と考えます。 


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