中学受験算数 効率的な学力向上法 その1

 GWも明けました。受験年度としての新学年を迎えてから、数ヶ月が経ち、高学年は扱う内容が難しくなってくる時期になりました。

 週単位学習を進めていく中で、学習したことをひとつひとつ習得していく子と、残念ながら、その週限りで時間の経過と共に抜けていく子に分かれます。

 ひとつひとつ習得して身になっていく子とそうでない子の特徴を書いていきます。

① 考え方の理解の仕方

② 授業で習ってからの自分で反復するまで時間間隔

③ 解き直しの仕方

 大きく分類すると、この3つで分かれてくるように思います。

 今回は、①について、細かく書きます

 新しく習ったことに対して、定着していく子は

 どのような考え方なのかを理解に重点をおきます

 はじめのうちは、さくさく解けなくても、問題演習しながら、疑問を解決していくので考え方が頭にインプットされ、いい記憶として残っていきます。

 一方で、時間の経過と共に抜けていく子は

 解答までの道筋(数値の拾い方)の暗記に走ります。

 特に算数を苦手科目とする子に多い傾向です。

 意味を理解していないので、言い回しが変わったり、見た目が変わると対応できなくなります。

 プリント類やノートを見ても、判別はつきません。

 できれば、塾から帰ってきたその日のうち、あるいはその翌日に

 どんな問題を習ってきたのか、どう解くのかといった会話のやりとりをすると見えてくると思います。もちろん保護者が内容を理解しておく必要はありません。内容理解がなくても、お子さまの話し方で判別がつきます。

 私の教室に通うサピとの併用生は、授業を始める前に、サピ教材での書き込み跡を見て、簡単にどうだったか会話でやりとりします。
 そうすると、「これが難しかった」や「これはわかった」など、返答が返ってきます。 ただ、実際に授業を進めてみると、この感想とは真逆の結果が出ることがあります。
 「これはわかった」という問題が全くできず、「これが難しかった」という問題は解答にたどりつけなくても、サピでの授業内で頭を使ったため、ポイントがおさえられているケースがあります。

 ご家庭内では、そこで授業をするわけではないので、見え方が少し異なります。
 どう解くのかを聞いていく中で、考え方の理解に重点をおいているので、よほど饒舌な子でない限り、説明がたどたどしいです。
 一方で、解答までの道筋のみ暗記しようとする子は、あまり考えていないので式や数値のみの説明でスムーズです。
 ざっくりでは、ことばがあるか数値のみかということで判別がつきます。

 これはわかっていないなと思ったところで、その状況をどのように軌道修正させるかはご家庭内では難しいかもしれません。それでも、その状況を塾の先生に相談をすることで、軌道修正のきっかけにはなると思います。

 このテーマでもうひとつ保護者が気をつけたいところをもう1点あります。

 考え方の理解に重点をおいた学習は時間がかかります。

 その週の課題が終わらないことがでてきます。

 終わらなくても大丈夫です。

 この先困るのではないかと心配されるかもしれませんが、どこの塾でもらせん形カリキュラムを組んでいるので再び出てきます。

 6年生であっても、夏、9月以降と大事なことは何度も出てきます。

 全部を習得しようとして、消化不良になるくらいなら、5割程度でも完全定着がある方が再び学習するときに出発地点が前進しているので、結果的に効率的です

 一生懸命取り組んでいるのに結果が伴わずと悩まれている方の参考になればと思います。

受験サポート 進学教室アシストのコラムでは、受験生・受験生を持つ保護者の方に向けてお役立ち情報として公開しています。




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