気がつけば、あっという間に令和も8年目になりました。
私がこの仕事に就いて、40年近く、たくさんの子どもたちを見てきて
環境の変化と伴い、子どもたちの学習への取り組み方も変化していきます。
今回は、今の子どもたちの書く力、そして、手を動かして解決しようという意識の低下について書いてみたいと思います。
漢字を書いて練習しないから書けるようにならない。。。。
算数でも無理に暗算でなんとかしようとする。。。。
そんな子は昔からいました。
それが、コロナ禍以降、一気に増えてしまった気がします。
2020年から始まった学校貸与のタブレットやノートPCが原因だと思っています。
始まった当初は、まだ教員が慣れていなかったり、コンテンツが少なかったりで、あまり影響はなかったのですが、6年の月日が経ち、タブレットやノートPCで作業そして完結するようになりました。
例えば、「ふりかえり」「理科の実験レポート」など挙げればきりがありません。
以前では、すべて手書きで書いていたものです。
もちろん漢字ドリルは手書きで残っていますが、漢字の練習はドリルを通してだけで身につくものではありません。
様々な手書きの場面で書ける漢字が増えていったように思います。
キーボードで打ってしまえば、その漢字だけでなく予測変換によって、その次の漢字は頭で考えなくても出てきてしまいます。
社会に出ると書く機会が減り、大人が漢字を書けなくなるのと同じ減少です。
社会に出たあとのプレゼン用のスライド作成能力を小さいうちから取り組めることは決して悪いことではないので、その存在を全否定はしませんが、今の入試システムが変わらない限り、入試に対してはデメリットでしかありません。
また、これは漢字に限ったことではありません。
社会の地名、人物名なども覚えるのにも書いて覚えることをする子が減っています。
視覚だけで覚えられるものと確信して書かない子が増え続けています。
赤シートで隠しても、書いてみることもせず、頭でだけ確認する子が多いです。
視覚によるインプットが、書くアウトプットにつながる子は、そのままでよいと思いますが、正直少数派です。それにより、机に向かっている時間は長いのにアウトプットできない子がどんどん増えています。
「全然書こうとしなくて。。。。」というご相談が激増しています。
かつては、内容やレベルが大きく異なっていたとしても、その根底の書く習慣を学校で習慣づけられていました。しかし、その機会が半減してしまっている以上、受験は書いてできるようになるものと家庭でも強く声かけ、あるいは低学年時は一緒手を動かすようにして書くことが当たり前という意識を育てることが必要になっている気がします。
塾に預ける前に、親がすべきことがひとつ増えてしまった感がありますが、覚えられない、書けないを未然に防ぐ方法のひとつとして考えていただければと思います。
受験サポート 進学教室アシストのコラムでは、受験生・受験生を持つ保護者の方に向けてお役立ち情報として公開しています。



