前回、以下のように、5年生以上のSAPIXのこの時期の授業反復量を挙げました。
・B授業で、デイリーアプローチを用いて導入
→ 1回目
・家庭学習指示として、デイリーサポートに取り組む
→ 2回目
・翌週、デイリーチェックで数値換えテスト実施
→ 3回目
・以降、少し時間が経って、授業前基礎力定着確認テストでも出題(複数回)
→ 4回目+α
・問題によっては、基礎力トレーニングにも登場
・以降の同一単元がやってくるたび、改めて登場
これだけ反復学習していても身につかない。。。。
これをどうやって改善していけばよいのか。。。。
まずは原因から考えていきたいと思います。
子どもひとりひとりによって、細かな原因は異なりますが、結局は「理解しないまま、何度も取り組んでいる。」だけの状況になっているのだと思います。
理解しない、できないのは、子どもの資質の問題ではありません。
そもそもの算数学習の取り組み方を勘違いしているのが原因だと考えます。
教科特性に応じた学習方法があります。
算数は暗記科目ではありません。
もちろん、単位等覚えなければ、どうにもならないものも多少はありますが、
大部分は、考え方の理解があっての反復で、力をつけていく教科です。
ところが、定着できる訳のない暗記方法で算数学習をしている気になっている子どもが増え続けています。
具体的には、ある文章問題があったときに、「文章中にあるこの数字とこの数字をたして、次にこの数字をかければ答えになる」という取り組みです。
どうして、この計算をしたのと聞くと、よくわからないけれど、サピで先生が授業中にそう書いていたからと、平然と返答する子が結構います。
説明がわからなかったらもう一度説明して欲しいと声をかけてくる子もいますが、とりあえず答えが出るからそれでいいやになっている子も相応にいます。
残念ながら、それでいいやで定着はありません。
その学習の仕方を変えていくよう指導していくしかありません。
ただ、どうしてそんな習慣がついてしまったのか。。。。
それを周りの大人がその原因を理解していないと、同じことが繰り返されてしまうかもしれません。
子ども視点で、考えてみようと思います。
・わからなくてもテストは行われる
・間違えれば、解き直しをしないといけない。場合によっては、親に何度も反復させられる。
だったら、わからなくても答えが出る方がいいや
ざっくり書くと、こんな感じでしょうか
勉強に限らず、小学生にとって、大事なことは、ひとつひとつできることを増やしていくことです。
ちなみにこの状況は、数値換え王国のサピ生に限ったことではありません、
どこの塾に通っていても起きる事象です。
さて、原因は理解できたとして、どうやってわからないことに立ち向かう習慣を持たせるか、それを次回、このシリーズの最後として書きたいと思います。
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